バイオリンの調弦の仕方について簡単にご説明します。
初心者の方は、写真の赤い丸の部分「アジャスター」という4本のネジを使って音程を合わせます。
写真の青い丸の部分「ペグ」という4本のネジは回し方の加減が少しむずかしいので最初はおすすめしません。
アジャスターがE線に1本しかついていない楽器もありますが、工房で簡単に4本つけることができます。
もしアジャスターで調整しきれないくらい音程が狂ってしまった時はご相談下さい。
顎当てのそばについている4本のアジャスターでの調弦が一番簡単なので初心者の方におすすめです。
左から、ソ・レ・ラ・ミの順番のネジになっています。(写真参照)
半音~1音程度のずれであればこのネジですぐに直すことができます。
写真の様にネジをつまんで回します。
右に回すと弦が張るので音が高く、左に回すと弦がゆるむので音が低くなります。
アジャスターで直せる音程の幅以上に音が狂ってしまったときは、バイオリンのスクロール(渦巻き)部分についている「ペグ」と呼ばれるネジで調整する必要が出てきます。
音程が激しく狂ってしまった時はペグ(ネジ)で音程を合わせる必要がでてきます。
それぞれのペグの音は写真の通りです。
手前に回すと弦がゆるくなり音程が下がり、奥に回すと弦が張るので音程が高くなります。
ある程度近くの音程に近づけることができたら、あとはアジャスターで微調整して音程を合わせます。
ネジをつまんでまわすだけなのですが、回し方と力の加減に少しコツがいるので慣れないと難しいかもしれません。
弦を切ったり駒が倒れてしまったりというトラブルも起きやすいので、少しやってみて難しそうな場合はそのまま教室に持っていらして下さい。
もし次のレッスンまで時間が空いてしまう場合はメールでご相談下さい。
バイオリンには4本弦が張ってあり、低い方からソレラミ(GDAE)の音程になります。
チューナーの使い方がわからない、激しく狂ってしまってチューナーで音を合わせられなくなった、という方は下の動画の音を使ってみて下さい。
「ラ・レ・ソ・ミ(ADGE)」の順番で目安の音程を演奏した音源です。
※スマートフォンで簡易録音しただけなので音量に注意して下さい。
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